適量をお口に含んですすぐ“液体タイプ”のオーラルケア商品には
“液体タイプ”のオーラルケア商品には
「マウスウォッシュ(洗口液)」と
「デンタルリンス(液体歯みがき)」の2種類があり、
使い方がそれぞれ異なることをご存知でしょうか?
アンケートに回答した人の約75%*がこの違いを知らなかったと答えた調査結果も
(*アース製薬調べ『洗口液に関するアンケート』)
それぞれの特徴と、正しい使い方をチェックしていきましょう。
マウスウォッシュ(洗口液)
マウスウォッシュは洗口液とも呼ばれ、口にふくみ、すすいでから吐き出すことで
口の中を浄化、口臭予防効果が期待できます。
磨き残し対策のために日常の歯磨き後の仕上げとして使いましょう。
また、外出先や忙しくて歯磨きができない時、お口の不快感が気になった時など、
洗口液ならすすぐだけでお手軽にお口をすっきり清潔にすることができます。
使用感の違いでは、アルコールを配合しているタイプと配合していないタイプがあります。
刺激が苦手な人はノンアルコールタイプ、爽快感や清涼感がほしい人はアルコールタイプを選ぶといいでしょう。
また、アルコールは口の中が乾燥する原因になることがあるため、
口が渇きやすい人はノンアルコールタイプを選びましょう。
使い方は、適量をお口に含んで20〜30秒間すすぐだけ。
その後は水ですすぐ必要はありません。
特に、医薬部外品の場合はすすがない方が薬用成分の効果が続きやすくなるため、
そのままにしましょう。
【製品例】
コンクールF(ウェルテック)、モンダミン(アース製薬)、NONIO(ライオン)
リステリン ベーシックシリーズ(JNTLコンシューマーヘルス)
ピュオーラデンタルリンス(花王)、エフコート・バトラー洗口液(サンスター)
デンタルリンス(液体歯みがき)
デンタルリンス(液体歯みがき)は、液体タイプの歯磨き剤です。
チューブ入りの歯磨剤と同様に歯ブラシを使って歯を磨く時に使用するもので、
お口に含んですすいだ後にブラッシングすることで効果を得ることができます。
研磨剤を含まないので歯を傷つけにくくやさしい歯磨き剤ですが、
強くブラッシングしすぎると歯ブラシで歯が傷ついてしまうので気をつけましょう。
適量をお口に含んですすいだら、歯ブラシで丁寧にブラッシングします。
ぺースト状の歯磨剤のように水ですすぐ必要はありませんが、
気になる場合はすすいでも問題ありません。
ただし、医薬部外品の場合は薬用成分を洗い流してしまうので、軽くすすぐ程度にしましょう。
【製品例】
GUMプラスデンタルリンス(サンスター)
リステリン トータルケアシリーズ(JNTLコンシューマーヘルス)
ピュオーラ泡ハミガキ(花王)
ここで見分ける
お店でも並列で売られているため混同されやすく、
見た目が似ていますが、ラベルの表記を確認することで、
違いを見分けることができます
うがいを目的としたマウスウォッシュには「洗口液」
歯みがきを目的としたデンタルリンスの場合には
「液体歯磨」「液体ハミガキ」と表記されています
※ブランドによって「液体ハミガキ」と「洗口液」両方が販売されています
リステリン、ピュオーラなど
洗口液などは、これだけでプラークが除去できるわけではなく、あくまで補助的なツールです。
歯周病を予防するには、プラーク(歯垢)を除去して歯周病菌を増やさないことが何よりも大切です。
歯みがきをしてプラークを除去した後に、洗口液ですすぐことで、より口の中が清潔に保たれます。
加えて、ハブラシだけではなく歯間ブラシを併用することで、さらに歯垢除去の効果が高くなります。
ハブラシだけでは歯間部の歯垢は61%しか除去できず、ハブラシと歯間ブラシを併用することで
85%の歯垢を除去することができるという研究もあります。
歯周病を防いで口の中を清潔に保つために、自分にあったアイテムを見つけておくと安心です。