石川県肝炎医療コーディネーターに認定されました

肝臓専門医と医科歯科連携の構築は肝炎ウィルスから自身、
スタッフ、患者さんを守れるようになります。

ウイルス性肝炎について

国内のB型肝炎ウイルスの感染者 は110万人~ 140万人(およそ100人に1人)
C型肝炎ウイルスの感染者は190万人~ 230万人と言われています。

肝炎ウイルスは肝臓に感染して炎症(肝炎)を起こします。
肝炎が持続すると慢性肝炎から肝硬変、さらには肝がんへと進展する可能性があります。
癌の中で肝がんは5番目に多いがんで、毎年約25000人の方が亡くなっています。

肝がんの原因の過半数が、B型肝炎(12.9%)とC型肝炎(60.3%)です。
肝がんになると致死的で治療困難ため、肝がん発症前の病態を治療することによって肝がんを防ぐことが重要です。

肝炎ウィルスの感染は標準予防策で予防できる

肝炎ウィルスは血液体液を介して感染します。
一般的には標準予防策(スタンダードプリコーション)で予防されます。

B型肝炎はワクチンで予防できます。2016年より、定期接種になりました(1歳までに3回)
HBワクチン接種が感染予防につながります。

C型肝炎は現在ワクチンはありませんが、抗ウイルス薬の登場で、
適切な治療ができれば完治するようになりました

ウイルス性肝炎の方は出血しやすい、傷が治りにくいほか、処方できる薬に制限があります。
ご自身の過去の病気や現在服用している薬剤についてお知らせください。

当院でも標準予防策(スタンダードプリコーション)で予防して専門病院と連携しているので皆さん安心して受診ください。